<はじめに>
2005年4月3日より10日までネパール、カトマンドゥに於いて予めの計画に従い「うちわ」の製作トレーニングを実施して参りました。現地への派遣は、事業責任者の原田と、うちわ制作の指導者、香川県丸亀市のうちわ工房「竹」に所属する、うちわの専門家である浅野先生と二人で出掛けました。以下現地での出来事を、日を追う形で日記帳的に報告します。
<4月3日カトマンドゥ到着>
3日現地時間午後10時に定宿のシャングリラホテルに入る。ラミチャーネ夫妻がエァーポートまで迎えに来てくれる。ホテルには、NPO「ロクタの森」の理事長、井林さん、カウンターパートのプルショッタム・トゥリパティさんも迎えてくれました。今回の事業が成功する為には、この二人の力を借りなくてなりません。それを考えながら、夜時間も遅かったのですがレストランで軽食を頂き、各々部屋に向かいました。
<4月4日-トレーニング準備の日>
浅野先生は朝から道具、部品などを点検、足らない道具などを書き出し、夕方よりのカトマンドゥ市内にての調達に備える。その後、NPOワールドフレンドシップインターナショナルネパール(WFIネパール)の面々を紹介されたあと今回のプロジェクトに付いての事前会議を行う。昼食をご馳走になる。午後2時より今回のトレーニングの生徒さん10人とコーデネイター3人、井林さんなど全員17名で顔合わせと今回の目標、目的、予定を確認させていただき、その中で『「うちわ」のルーツは300年以上に及び、そのころから日本の生活の中で使用されてきました。その長い間、製造工程は、人から人へ伝えられ今もこの様に此処に有りますその長く伝えられてきた「技」を4ヶ日間の短い期間で伝えます。皆さんにはこの先リーダーになって頂きたいので、基礎からしっかり覚えて下さい』と挨拶しました。全員にロゴ入りTシャツに着替え、一言づつ挨拶してもらい気合を入れました。4時過ぎお茶を飲んで本日は散会。夜は街でチベット料理を食する。豆腐、魚などティーが美味しかった。
|