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<4月6日 実習2日目>
 今朝から「おはようございます」の挨拶にしました。「糸付け」の実習です、割った竹に糸を通し編んでゆく工程ですが、昨日の「割き=ワキ」がうまく割れていないと、一度二度とやり直して糸付けの工程に入ることになりますが、何度も何度も繰り返し挑戦していました。5時ごろでも全員実習しており熱が上がって来たように思います。その代り、指導する浅野先生は、生徒の慣れも手伝っての飛び交うネパール語の渦に酔ってしまい疲労困ぱい、そこで以前から一度訪ねてみたいと思っていた「日本そば」の夕食をご馳走する事にしました。ラミさんの運転(弟のロンシャン君のマイカー)で出掛けましたが、ラミさんは免許の取立てで危ないこと、極まり、ありませんでしたが、小高い坂の上にあるそのホテルになんとかたどり着くことができました。「SUNSET VIEW」長野県戸隠村のお蕎麦山口屋で研修を積んだネパール青年がシェフです。蕎麦は当主の出身地ムスタン郡ツクチェ村産だそうです。この蕎麦が格別おいしく「たれ」も日本の物と遜色ありません。その上に「おにぎり」まで出して頂き感激したのは日本人だけだったでしょうか?女主人の飯森さんには、我々のボランティアの件の話しに理解を頂き商品が出来あがった時には「うちわ」を扱って頂ける事を約束してくれました。バッググランドミュージュツクに「昴」が流れ、蕎麦の産地で生まれた「ロキシー」と名のる名酒にも酔いしれ素晴らしい一夜でありました。
 
 
<4月7日 実習3日目>
紙貼りの実習です。「フ糊」をたっぷり竹に刷毛で塗りこみますが、節約が浸透しており見ていると少ししか使用してない感じです。丸亀から送った竹に、紙を貼り、乾燥し、抜き加工、仕上げとおおよそ出来上がる所まで来ました。午後からラミさん、井林さん、私とで「うちわ」用の紙の選定にラミさんの案内で出掛けました。WFIネパールのメンバーであるGopiさんのクラフトとペーパーの会社です、スクリーン印刷も行っております。紙はロクタ100%ピァーで30gが水にも強く好いでしょうとなり印刷も行って頂き持ち帰り、テストに使用しました。ホテルに帰る途中、このトレーニング終了後更にトレーニングする会場が必要の為、井林さんのパートナーであるギャムゾさんの住まいに寄りました。モGyamjo Sherpaモ, Block Number 3, House Number 158,  Chabahil, VDC7, Kathmandu,  Phone 2071863 此処に最終的には1年間は間借りする事になりました。部屋代、3000RP、倉庫、500RP。その他電気、管理料、トレーニング日には、別途、カジャ、水代、が必要です。夕方5時過ぎに戻りましたが全員実習に没頭していました。明日は最後です、「うちわ」に絵が入りませんと様になりません、そこで急遽、皆さんに絵を描いて頂く様にお願いしました。
<4月8日 実習4日目>
それまで3日間は8時半に集合し、カジャを飲んだり、準備をして、9時からトレーニングが開始されましたが、今朝は雰囲気が違いました。1時間早く7時半には全員集合して「うちわ」に入れる絵の下書きをしていました。過去に絵を描いた事のある人はたったの一人、それも何を描いたか忘れてしまっていたくらいです。絵を描く事は殆ど始めての方ばかりです。10人が鉛筆、ボールペンを使い、下絵の紙を床に置き顔を付けるように懸命に描いていました。最終日ですから、一から始め仕上げまで一通りの工程を通して「うちわ」を2枚仕上げ日本へ土産に持ち帰る事にしました。途中水彩絵の具を提供して色も着け仕上げました。見事な「うちわ」が出来上がりました。乾燥の工程を簡略したため「うちわ」その物の出来上がりは波打っておりますが10人の生徒による20枚の絵入り「うちわ」は山口ハートクリニック「豆の木」に持って帰ることにしました。4時から終了のセレモニーを行いました。『トレーニングは終わりましたが、是からが本当のスタートです。基礎は修得しましたのでこれから是非ともネパールに「うちわ」の産業を育てて下さい』と挨拶し修了証明書を硬い握手のもとに12人の生徒とコーディネータさんに渡しました。今回このトレーニングを開催するに当たり漠然と、カトマンドゥへ来てしまいましたが今回ほど、人の縁とは有難く何が起こるか判らないとものだ、ということを感じたことはありません。「ロクタの森」の井林さん、そのパートナーのプルさん二人には心より感謝しております。、現場の実情を良く把握している井林さんそしてそれを正確に通訳してくれるプルさんの二人の連携があって、私の任務もなんとか果たせたのだと思います。プルさんには、一年経ってこの事業が成立した暁には「日本へ招待します」とその時の雰囲気から思わず、口から出まかせを言ってしまいましたが、帰国してつくづく出まかせでは無く、本当に本心からそう思って言ったという事が、良く分かりました。その後もトレーニングの再開もリーダーとして、材料、道具、指導の多方面に渡り活躍して呉れています。特に井林さんからはメールで現状をタイムリーに報告頂き現地の実情が伝わって来ています。この様な人材がいて、指導する事があるべき姿であろうと思います。ラミさんには、営業、販売の手ほどき(我流ですが)をして来ました。少し理屈を先に述べるタイプの様な人物でありますが、まずは流れを作ることで、物が出来る段階になれば、次第に組織らしきものが出来てきます。リーダーは決まって居る訳ですから道をそれるような事は起きません。しかし内規は文書で絶対に残さなければいけない事なので今、素案を作成しています。また予算も然りで予算案も作成中です。10人の仲間にも愛称「チームブランド」を着けるようにしてチームワークの良さ、モラルの向上、なども指導すべき事だと思います。この国の能力、自国の人を信用せず外国人の専門家を信用する傾向があります。ネパールにあっては、自称インテリ達は街中のありとあらゆる外国大使館を駆けずり回りビザを発行してもらう事に躍起になっていて、機会が有れば外国に出稼ぎに出る算段をしているといった具合で、愛国精神が欠如しておりますが、これも個人の責任ばかりとは限らず国全体にビジネスが発生しにくい体制に問題が有りということも解りました。
飛行機の中でトレッキング目的の方、あるいはカトマンドゥのレストランで日本語が通ずる方とかに声を掛け「うちわ」のプロジェクトの件を話しして見ました。反響は思った以上に素晴らしく、小さなビジネスですが「うちわ」がネパールで花開くことを願わざるにはいられなくなりました。皆様の応援を宜しくお願いします。
 
 
<4月9日 最後の日 マヘンドラバールの学校で>
朝7時30分、ホテルに三菱パジェロが迎えに来て、ラミさん、ラミさんの父さんビスタさん、WFIのメンバーで元先生の二人、(バーガバディさん、リーマルさん)浅野さん、私の6人でサンクーの町を通り、スントール村パルバリというところの、マヘンドラバール中学校に向いました。途中、内戦中で鉄条網が道路を塞いでおり検問にも逢いました。60分のドライブで目的の学校に着き30人近くの方が迎えて呉れました。学校は土曜日で休日でしたが、職員室に通され校長先生、ボランティアの方々と部屋一杯に集まった人々から情報を頂きました。村の人口は3900人で子供さんは其の内1500人 就学児童数は700人居るということですが、学校への登録数はたった116名との事です。更に通常70%の出席率で、農繁期になると25%にまで落ちてしまい、ボランティアの人達は、『こんなときには家々を回り、お母さんに、学校に行かせるように説得していますが、農業の働き手として子供が必要との事で学校へ来てもらえない』と訴えていました。「どのような事を、誰がやるのか、どのように運営してゆくのか、予算はどの位掛かるのか其々具体的に案を出して下さい。その提案を検討するようにします」と答えて来ました。また、学校で給食を出すとどうなるかとの問いには、多分250名位の出席が見込めますとの事でした。ミーテング終了後、ボランティアコーデネイトのクリスナーさん自身の農場へ案内して頂きました。学校の所在地標高1600メートル、そこから200メートル上がった所が彼の農場です、日本の昔、田んぼにあった、あぜ道と同様で細くくびれた道をホイホイ上がります、両側がジャガイモ畑ですが棚田式の畑です。息が切れそうに成るのをこらえてようやく、ヤギを沢山放し飼いにしてある場所に出ました。また一段高い場所に綺麗な「むしろ」と簡単な「机」が用意されており、ロケイションも村の盆地が180度眺める素敵な場所で歓迎の気持ち一杯の野外パーティーをして頂きました。ジャガイモの蒸かした物、ボイル上げのポテトチップス、麦の粉とジャガイモの粉を混ぜて焼いたせんべい風の焼き物、この土地の酒、純粋な焼酎「ロキシー」も有りました。実に美味しかった!最後の上がりは、ネパールティーで締めくくりです。酔った勢いと温まる歓迎に厚くなり記念に贈り物をしたいと申し出るとメスの山羊を一匹如何ですかと、言われ、「ウンそれを」とお願いしますと「山羊舎」に連れて行かれました、清潔な小屋に沢山の山羊が居ますが、どれが好いか判りませんでしたが、青年が「是だ」とばかり首に縄を着けて引っ張って来ました、耳の先のNo.を打ち込むテープを見ると0007番が刻印されておりラッキー7だと言われた気がしました、即OKをしまして校長先生に寄贈しました。この山羊一匹で5?10人の生徒さんの学費の一年分が賄えると知らされ、自身の分身を置いてきた様な気分になっております。今度の派遣では、多くの方々にサポートして頂き100%との感激を身に受けました。難しい事が待ち受けて居る様な気もしております。また他力本願ばかりですが「成せば成る」の通り、皆様の絶大なるご協力を頂ましてボランティァ精神で奮闘します。

 

 

 

 

 
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